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大分合同新聞/『九州王国』
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マリ・クレール・デジタル
AERA STYLE MAGAZINE ほか
食べるということは、対象化ではなくして、
相手と同一になるということである。
「美味」という形で存在の特権的現出を語る存在の哲学が、
明快な現代語訳によってここに蘇った。
奇跡のような感さえある。
 
「悪食が世界を救い未来をつくる」
悪食は粗食ではなく「舌の教育・経験」の問題である。
ならば、舌を教育し、奇味や珍味を美味としようではないか。
すでに世界中で20億人以上が 2000種以上の昆虫を食べている。
昆虫食こそSDGsの後釜SWGs(「持続可能なウェル ビーイング」)実現の鍵なのだ。
「悪食篇」で昆虫食のグルメ道を究めよう。
 
人は一人では生きていけず、名著もまた一人では生まれ得ない。
『現代語訳 美味求真』は言わば、食の傑物と飽くなき翻訳家と
堅忍不抜の編集者による合作である。一人欠けても成立しなかった。
食の見識を高めるべくページをめくり始めたはずが、
最後のページを閉じるころには、世界の理を知ったことに気付く。
三者の図らぬ企みにはまる、この愉悦――。
 
『現代語訳 美味求真』は、読みやすい現代語でありながら、
料理を作ることを愛し、食に深い関心を寄せていた河田さんの血が通っています。
現代の食が「情報」として消費されがちな中で、本書は私たちに、
自らの感覚の拠りどころをどこに置くのかを、厳しく、そして温かく問いかけます。
100 年前の「知」とつながり、明日の「生」をどう彩るかを指し示してくれる一冊です。
「美味とは、贅を尽くすことではなく、自然の一部としての人間を再確認する儀式である」。
食に携わるすべての者にとって、本書は羅針盤となるはずです。

傍流堂について

傍流(ぼうりゅう)とは、本流から分かれた流れのことであり、主流からはずれた系統や流派を表すことばです。「傍流堂」は、主流を歩いていると見落とされがちな事柄にこそ大切なものがある、との思いを込めて名付けられました。必ずしも主流を否定するものではなく、ある思想や考え方、ものの見方がゆくゆくは主流に育っていくかもしれないとしても、小社の本づくりは傍流、すなわち小さな声や少数派の発することば、非正統/異端と目されている考え・学説などに耳を傾けるところから始めていきたいと考えています。